同級生との恋愛始めました!

友達から恋愛関係。そしてまた友達になったのだけれど気がつけばもう6年が過ぎ……

想いの先……

私の誕生日

毎年平日が誕生日なので

10日か11日のお休みにお祝いを

して貰ってた。

今年はもう会えないと

諦めてた。

連絡をするのをずっと我慢していたけど

2日前に会えないかなとLINEをした後

それに対しての返信はないまま。

いつものように眠れぬ夜を

過ごしていると

明日逢いに行くよと

LINEが届いた。

私は嬉しいと言うより会うのが

怖くなった。

会うのは最後になるかもしれない

会ったら余計に気持ちが後戻りして

また苦しむ事になる。

わかっているのに。

でも会いたかった。辛くなろうとも

心が彼に会いたいと叫んでいた。


会えないと思っていたから

何をするとか何も予定をたてていなかった。

すぐ出かけられる準備をした

ものの心臓が

バクバクして落ち着かない。

着いたよと連絡が来て

少し上がってくる?と聞くと

わかったと言って彼が今までと

変わらない笑顔で久しぶりといいながら

やってきた。

私はこみあげてくる涙をこらえるのに

必死だった。

何気ない世間話をしながら

何をするか話し合ってるうちに

私はどうしようもなくなって

ねぇ少しだけくっついてもいい?と

言って

彼の背中に後ろから周り抱きしめた。

広い背中に顔を埋め彼にわからないように

涙を何度も拭った。

何分たったかわからない

無言で時間をすごした。

涙がとまらなかった。

彼が私の顔を両手で挟み顔を上げた

私はその瞬間気持ちが溢れ出し

もう私への好きは全然なくなったの?

と今更聞いても仕方ない事を

聞かずにいられなかった。

減ったという言葉を使っていたけど

それはなくなったに等しい。

半分あっても減った気持ちは

減ることはあっても増える事は

ないんじゃないか?と言われた。

聞かなければ良かったと思いながら

受け止めないと諦めきれない

自分がいる。

目の前にいるこの人が

私の世界からいなくなるのだ。

私は耐えられず色んな言葉を彼にぶつけた。


そんな話をする為に今日来たんじゃないよ。

楽しい1日を過ごす為に来たのに。

俺の選択が間違えてた。

部屋に来るべきじゃなかった。

我慢ばかりさせてきて

お前がお前じゃなくなっていく

それが辛い。

出会った頃のお前に戻ってほしい。

やっぱり俺があかんのやろな。


彼が来るまでは私も同じように思ってた。

楽しい1日を過ごして笑って

別れようと。

なのに私はできなかった。


こんなんじゃいる意味がない。

会いたいと思ったから来た

という彼の言葉に

諦めるといいながら期待を捨てきれず

しがみついている。

余計気持ちが離れる事ばかり

口にしている。

言葉にならない言葉で気持ちと

ごめんなさいを言った。

そして気持ちを落ち着けて

話をした。

彼の今の気持ち、奥さんに対する気持ち

これから先の気持ち。

私はなぜもっと早くちゃんと彼と

話をしなかったんだろう。

聞きたかった事を聞いていたら。

自分の気持ちばかりで彼の気持ちを

いつからか信じる事が出来なくなって

いた。

今になって聞くなんて。

後悔しても戻れない。

ごめんねと何度も何度も私は

言った。

そして私達は体を重ねた。

残るのは虚しさだけかもしれないと

思いながら彼と私は愛し合った。

たくさんのキスをして

感じた事のない気持ちを感じながら

彼を感じるのはこれが最後かもしれない

彼と私は何度も見つめ合い

お互いを感じ果てた。


虚しさはありませんでした。

後悔も。



その後ご飯を食べに行って

帰りにケーキを買ってくれました。

使えずにいた陶芸教室で作った

カップにたてたコーヒーを入れて

Happy birthdayの歌を歌う彼

そして笑いながらケーキを

食べる私達の動画を撮りました。


ねぇ

好きが今は半分で減る可能性強くても

増える可能性もあるよね?

自分磨いてチャレンジするわ。

今以上減る可能性もあるねんで?いいん?

その時はその時!

いつものように大笑いしながら

やっぱりお前はアホやな。

精神年齢も低すぎる。

でもこんな俺をそんなに好きに

なってくれてありがとうな。

でも期待はするな。

わかってる!



許される時間まで私達は

くっついて時間を過ごした。

少し寝て目を覚ました彼は

時間が経つのがはやすぎると

つぶやいた。

私の胸ははりさけそうになった。

そして帰る時間より1時間遅く

一緒にいてくれて

私の部屋から帰っていきました。


私達の関係はこれから先

どうなって行くのか…


今まで通り電話やLINE

そして会える時は会うよ

友達として。

でもそれは私からの連絡。

彼からは連絡してくる事はきっとない。


こんな別れ方

彼をズルいと思う人もいるかもしれません

私をいつまでもしつこい女だと思う人も

いるかもしれません

繋がりを断つ方が前向きに歩ける

のもわかっているのに

明日切れるかもしれないけれど

今はまだ私にはその勇気がありません。

自分の気持ちに答えを出して

1日でも早く前にすすめる私になりたい。

でも彼を忘れたくない自分もいるのです。


気持ちの整理もつかないままなので

文章きっとめちゃくちゃです。

でも今日も少し泣く事ができました。

毎日何も感じず笑う事もなく

ただ一日が終わる事だけを願う日々

色褪せた毎日とはこんな事を言うのだと

知りました。


今日は少しでも長く眠れますように。