ずっと前から予定を入れて

会う約束をしていた日曜日

私は前日まで連絡できずにいた。

なんて連絡をしていいのか

わからずにいたから。

何度も文字を入れては消し

入れては消し…

結局

明日の約束だけど覚えてる？

と送り

送れば返信が気になって…

日付けが変わる少し前に

忘れてないよ。

と届きました。

今自分がどんな気持ちでいるのか

彼がどんな気持ちでいるのか

今日が会うのが最後かもしれない

色んな気持ちの中で

なんだかほとんど寝つけず

迎えた日曜日

いつもは今でたよと連絡が来るのに

もう着いたよ！の電話。

まだ用意の途中なのと

チェックインまでの時間にも余裕があるので

部屋まで来てと言ったものの

久々会うせいでそっちの気持ちも

落ち着かず。

久しぶり

と言いながら

いつもの定位置に座る彼

ホントやん。

と言いながら

照れ臭さと緊張しているのを隠して

たてたばかりの彼の好きな

コーヒーをいれて。

そして着ていく服を決めるのに

何度も彼に見せる

あっ

これも出かける前のいつもの行動

だったなぁ。

そう思ったらなんだか気持ちが

いっぱいになって

思わず座ってテレビを観ていた

彼にかけより抱きついて

顔をすりつけるように

耳元でたくさん彼の名前を言った。

これをするといつも

くすぐったいのもあって

うっとおしい！とか

重いから離れろ！とか

いつも言われて離され押し戻されるのに

今日の彼は笑って

やっぱりお前はアホやなと言いながら

ギュッとしてくれて

優しく頭を撫でてくれた。

私の気持ち

彼の気持ち

言葉にしなくても

これがお互いの気持ちなんだと気づいた

私が連絡しない事で

彼からの連絡もなく

もう私は必要ない存在になってるんだな

と思っていた。

実際このまま会わなければ

淋しい気持ちはあっても

それに慣れて終わったのかもしれない

でも私達は今一緒にいる

今までと変わらない会話をして

楽しい時間を過ごしてる。

それでいいや。